犬山市の木曽川沿岸に桃太郎誕生地伝説があり、その桃太郎をご祭神としている神社です。子どもの守り神として広く崇敬されています。「犬山」を始め、周辺には「猿洞」「雉ヶ棚」「鬼ヶ島」など、桃太郎にゆかりのある地名も多くあります。

　子どもの守り神として信仰されている神社ですが、『安産お守り』にはシンプルに桃のマークが描かれていました。

　桃から生まれた桃太郎のように健やかで元気な子供が生まれるような、そんな力を与えて頂けそうなお守りですね。

　桃から桃太郎と女の子？　が、生まれたところの『縁結びお守り』もあります。二つあわせて幸せを祈願しているとのことで、重なり合って一つになる桃が、ご縁を結んで下さるかもしれません。

　そもそも桃太郎が生まれた桃にはどんな力があるのか。その力を教えてくれるのがこの『健康桃守』でした。

　古来より桃には厄除けの力があります。日本神話でも伊弉諾尊（いざなぎのみこと）が黄泉の国で黄泉醜女（よもつしこめ）に追いかけられたとき、桃の実を投げて退散させます。この桃が生まれ変わって桃太郎になったとされています。このためこのお守りは、悪いものを桃の力で祓って健康や開運を導いてくれるお守りです。

　またこのお守りと直接の関係はないかもしれませんが、この地域には「百年（ももとせ）」まで健康で長生きする桃くぐりというものもあります。神社に古い写真が掲げられ、説明が書かれていました。

　他にも国宝・犬山城にも桃形の瓦が使われていたりと、この地は昔から桃を大切にしていたようです。

　そしてなんと、『鬼に金棒まもり』もありました。こちらは試験の合格や試合の勝利を祈願したお守りのようです。

　このお守りを身に付ければまさに、鬼に金棒。緊張する大切な場面が迫っている方はいかがでしょうか？

ちなみに境内には凶のおみくじを食べて悪運を取り去ってくれるサルがいました。

　狙ったように凶が出てしまったので、パクパク食べて頂きました。これで悪運は去りましたので、大丈夫。ふー。

　境内には絵馬や神札、お守りなどを納めるところがありました。こちらにお守りなどを納めることができます。